
日々のこと
― 変わったこと、変わらなかったこと ―
今年の7月、7年ぶりに記事を書いてみました。
そして10月、53歳になりました。
これをきっかけに、ブログの名前も新しくして、本格的に再開することにしました。
昔から、文章を書くことが好きでした。
再開するにあたって、まず昔の日記を引っ張り出してきました。
昔のブログのアカウントはもう削除しているのですが、当時の記事は全部プリントアウトして取ってあったんです。
「将来、年を取ってから読み返したら、きっと面白いだろうな」
そう思って保存しておいたものです。
私がブログを書き始めたのは、もう20年以上前のこと。
最初は「さるさる日記」。ご存じの方、いらっしゃいますか?そこから別のブログサービスに移り、WordPressに移って、7年前まではそれなりに更新していました。
さて、当時の私はどんな文章を書いていたんだろう。
そんな軽い気持ちで読み始めたら、これがまた面白い。
気づけば、すっかり読みふけってしまいました。
もちろん、私の文章が上手だとか、面白いとか、そういう意味ではありません。
20年前の私は、何を考え、何を食べ、何を買い、何に悩んでいたのか。
どんな家に住み、何にお金をかけ、何を大切にしていたのか。
読んでいるうちに、まるで昨日のことのように、当時の自分を思い出しました。
変わっていないこと
まず驚いたのは、考えていることや行動パターンが今とあまり変わっていないことです。
20年前の日記にも、洋服の話がたくさん出てきていました。
先に書いておくと、私は決して「すごくおしゃれ」というわけではありません。
おしゃれだから服の話を書いているのではなく、
おしゃれでありたいと思っているから、書いているだけです。
ただ、人からどう見えるかは、いつも意識しています。

日記に書いてあったのは、こんなことです。
初夏になると、真っ白いジャケットが欲しくなること。
毎年夏に出る、ノースリーブのニットのデザインがお気に入りなこと。
カシュクールニットの衿元の結び方や着こなしに、妙にこだわっていること。
しかも、これがみんなラルフローレンで買ったもの。
好きなお店は、今も当時もさほど変わっていませんでした。
長男と話していると、ときどき、ラルフローレンの店員さんに遊んでもらっていた話が出てきます。
私が買い物をしている間、よく面倒を見てもらっていたんです。
私が出没する場所は、当時とさほど変わっていないということですね(笑)。
仕事のときの洋服についてもこんなことが書いてありました。
「今日褒めてもらえたのは、絶対にセオリーのおかげ」
(褒められたのは、たぶん服のほうです)
今でも、ここぞというときはセオリーのスーツを着ていきます。
20年前から、頼りにしているものは同じだったんですね。
最近は仕事のスタイルも変わり、服装も少しラフになりました。
それでも、ラルフローレンのニットやコートは今でも好きですし、パンツはやっぱりセオリーだな、という気持ちは変わっていません。
そして、もう一つ変わっていなかったこと。
洋服や美容にお金を使うとき、必ず自分なりの言い訳を用意していることです。
「私の仕事は清潔感が大事なのよ」
20年前も、そんなことを書いていました。
そして今も、よく言っています。
「だって私、人前に立つ仕事なんだもの」
20年たっても、言い訳のレパートリーはあまり増えていないようです(笑)。
想像以上に変わったこと
一方で、人生そのものは、あの頃の私が想像していたよりも、ずっと良い方向に進んでいました。
まず、子どもたちのこと。
子どもたちは、それぞれが目指していた仕事に就き、元気に暮らしています。
私は、彼らの教育費だけは惜しまないと決めて、一生懸命働いてきました。
ただ、正直なところ、彼らが希望していた仕事に本当に就けるとは、当時はあまり想像できていませんでした。
どちらも、かなり狭き門だったからです。
そんな私にできることは、とにかく働いて、お金を用意すること。
教育費を理由に何かを諦めさせないこと。
就職活動でも、できるだけお金の心配をさせないこと。
やってみたいことには、何でも挑戦させること。
そのために、やりたくない仕事も引き受けながら、フリーランスとして何とか踏ん張ってきました。
もちろん、嫌な仕事ばかりしていたわけではありません。
好きな仕事もたくさんありましたし、仕事そのものに助けられたこともありました。
そして、私自身の仕事についても、20年前の想像を超える形で着地し、私らしく働けるようになりました。
これは、大儲けしたとか、ものすごく稼げるようになったとか、そういう話ではありません。
自分で仕事を選び、自分で仕事の幅を広げ、いろいろな方から声をかけていただけるようになったこと。
それ自体が、私にとっては大きな成果です。
もちろん、ここまでにはいろいろなことがありました。
それでも、今の私を20年前の私に見せたら、きっと驚くと思います。
「ああ、そうか。こんな自分が待っているのか」
そうわかっていたら、当時の私はもう少し安心して、もっと前向きに頑張れていたかもしれません。
読み返してみて思うこと
こうして昔の日記を読み返してみると、ブログって本当に面白いなと思います。
書いているときは誰かに読んでもらいたくて書いていたはずなのに、
20年後、いちばん楽しんで読んでいるのは自分自身。
ブログって、半分は自分のために書いているものなのかもしれません。
そして、昔の自分と今の自分を比べてみると、変わっていないことも結構あります。
相変わらず、お金の管理はどこか大ざっぱ。
夫からは、「黒のニット、何枚持ってるの?」と突っ込まれ、
息子たちからは、「足、何本あるの?」と言われるほど靴を買ってしまいます。
もちろん、私には私なりの理由があります。
「いやいや、このニットとこのニットは襟の形が違うのよ」
「この黒はこのグレーのパンツ用、こっちの黒はふわっとしたスカートに合うのよ」
私の中では、ちゃんと使い分けがあるんです。
家族には、なかなか理解してもらえませんけれど(笑)。
それでも、30代の頃に心配していたことの多くは、今では解決しています。
思っていた以上に、いろいろなことがうまく回っている。
20年前の日記を読みながら、そんなふうに自分の人生を振り返ることができました。
想像と違ったこと
ただし。
想像と違っていたことも、三つあります。
一つ目。
大人になればなるほど、もっと思慮深い人間になれると思っていました。
ところが、意外と浅はかなまま50代になってしまいました。
二つ目。
年齢を重ねれば、人付き合いも自然とうまくなるものだと思っていました。
どうやら、こちらもあまり変わっていないようです。
そして三つ目。
これが、ある意味いちばん衝撃的でした。
料理です。
主婦歴が長くなれば、料理の腕も自然と上がるものだと勝手に思っていました。
腕が上がるというか「何となく得意で好きなもの」になれると思い込んでいました。
ところが、20年たっても全然好きじゃないんです・・・・
料理って、長年やっていれば自然に得意になるものじゃないんですね。
とはいえ、ご飯を食べないわけにはいきません。
どうすれば簡単に、おいしいものを食卓に並べられるのか。そこは今でも日々研究中です。
先日も、大野真理子さんのYouTubeで、
お料理が苦手でも必ず美味しくなるおすすめレシピを紹介している動画を見ました。
「これ、いい!」そう思って、急いでメモまで取りました。
ところが。案の定、まだ一つも作っていません。
My Way of Life
新しいブログの名前は「My Way of Life」にしました。
Way of Life。
「生き方」や「暮らし方」という意味ですが、私の中では、もう少し身近な言葉です。
暮らし方、住まい方、お金の使い方、服の選び方。
そういうものを全部ひっくるめた、「私の暮らしのかたち」のようなもの。
私がずっと大事にしてきたのは、そのバランスです。
たとえば、すごくおしゃれなのに、家の中は散らかっている。
肌の手入れは完璧なのに、服には無頓着。
車にはとことんお金をかけるのに、ほかのところにはお金が回らない。
どれが悪いというわけではないのですが、
私自身は、どこか一つに偏ると、なんだか居心地が悪くなってしまうんです。
全部を完璧にしたいわけではありません。
全体的に、そこそこでいい。
でも、全体的に大切にしたい。
そういえば、10年以上前のブログにも
「いい感じの暮らしと、いい感じの節約と、いい感じのバランス」
なんて書いていました。
言っていることが、まったく変わっていません(笑)。
もちろん、私だって偏りだらけです。
黒のニットは増え続けるし、靴も増え続けるし、料理の腕は上がらない。
だからこそ、ここで少しずつ、自分のバランスを確かめていけたらと思っています。
それが、このブログの根っこです。
20年前の私へ。
いろいろなことは、想像以上にうまくいっています。
でも、料理だけはあまり期待しないで!全然うまくなっていないし、全然好きになれないから!
そんな50代の私です(笑)。
これからまた、50代の私の暮らしとお金と服のことを、ゆるゆると書いていきます。
20年後の私が読んで、楽しめるように。


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