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後期高齢者夫婦 リアルな医療費の実態

親の健康や介護に関すること
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毎月払っているリアルな医療費

再婚して7年たちました。当時は元気だった義理の母親が救急車で運ばれたのがちょうど4年前になります。そこから介護保険の利用を検討し訪問介護を使うようになりました。2-3年前からは頻繁に入退院を繰り返すようになり、訪問看護等も利用するようになりました。

ここ半年ほどは、義理両親とも同じ病院に入院中です。母は個室で父は4人部屋。父にも「個室じゃなくて大丈夫?」と聞いてみましたが1人じゃ寂しいとのことで大部屋希望だそうです。

2人とも後期高齢者なので医療保険対象部分は1割負担です。この「医療保険対象部分」は高額療養費の対象にもなりますので、一定額を超えると後に一部を返してもらうことが可能ですので、ここが負担が重たくなることはあまりないでしょう。

負担が重たいのは「医療費」ではなく「食事代・おむつ代・差額ベッド代」

むしろ、医療費の負担が重たくなるのは、差額ベッド代や食事代などです。こちらは高額療養費の対象になりませんし、食事代は食べても食べなくても一定の金額を支払わなければならないので、1日1000円以上かかります。

さらに両親の病院はおむつや衣類の持ち込みができません。すべてレンタル代が別途かかります。これが1日約1000円です。

ということは食事代と衣類・おむつ代で計6万円、そして個室に入るとさらに差額ベッド代がかかります。母は今の病棟は全個室なので差額ベッド代がありませんので、両親2人の食事代、おむつ代が計12万円ほど、1か月の入院費用はトータルで約20万円(二人分)です。

*ただし、オプションのさらによい個室に入院するためには、差額ベッド代が必要です。

入院するとテレビやラジオくらいしか楽しみがないので、テレビカードを購入しています。3日で1000円ほどでしょうか。こちらも1か月に1万円くらいかかっています。

若い人はスマホで何でも楽しめますがそうでない年齢層の人は今でもテレビカード使っています。
同部屋の人はほとんどイヤホン+テレビで1日中過ごしています。

2人とも後期高齢者になり、医療医の負担が軽くなっているといっても2人で月20万円。1月だけですむ話なら何とかなるかもしれませんがこれがあと何か月続くのか、先が見えません。

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入院+家を維持するお金も必要

今でも週末だけ帰ったりしているので、電気やガス、電話等も利用停止していません。固定資産税なども支払わなければなりません。火災保険も当然継続しています。

毎月20万円の医療費+自宅を維持するお金を年金だけで払うのは大変そうです。

義理両親は今のところ何とか自分たちの年金だけでやっていますが(昔、父が入っていたアフラックに助けられています)、20万となると、年金だけでは足りない方も多いのではないでしょうか。

いつまでも元気でいられたらいいのですが、いつか医療が必要になった時、高齢者が直面する問題の1つです。

両親の年金だけでは足りないということになると、次に両親の貯蓄から支払い、それも無理があるなら子どもたちで負担しあう、それも難しくなると、生きている間に自分の家を手放さなければなりません。

入院した時に重くなる負担は「医療費」ではないことや、食事代や部屋代が高額療養費の対象にならないこと等について、実際に入院してから初めて知った・・・では慌てます。

何にどれくらいお金が必要なのか、子ども世代が把握しておく必要がありそうですね。

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