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加害者の親になった時 どこまで責任を負わなければならないのか?

育児・子どもの教育に関すること
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色々書いていたらすごく長くなってしまいました・・・が、大阪でおきた強盗殺人未遂事件について、思うことを書いています。

子どもの頃の話

小さい頃は、毎晩子どもの寝顔をみて、
歩き始めると、危ないものがないかいつも目を光らせ、
初めて保育園に行ったときは大泣きする息子みて私も泣き、
お迎えに行くと、抱きついてくる息子に癒されました。


離れて暮らすようになっても、息子を私なりにいつも見守ってきたつもりでした。

小学校に入学して最初の登校日の朝、
長男が「学校に行かない」と言って
道端に座りこんでいると連絡がありました。

迎えに行くと、大きなランドセルを背負ったまま、
道端に座り込み、大粒の涙を流していました。

その日は、一緒に小学校まで歩いて行きました。
早めに家を出ていたので遅刻はしませんでしたが、
長男が小学校の門をくぐり、建物の中に入っていく後姿を見て
私自身も泣きたくなりました。

子どもなりに、
うまく言えない不安や表現できない気持ちがあるのだと
胸がいっぱいになり、

こんな後姿をこれから幾度となく見ることになるのだろうと
30歳くらいの私は思っていました。

でも、あの頃の私はまだ気が付いていないことがありました。

それは、小さい頃は、途中まで一緒に手をつないで歩けるけれど、
いつしか子どもは母親と手をつないで歩かなくなり、
いつか母親は頑張る後姿を見送ることしかできなくなるのだ、ということ。

大人になりつつある今のこの時期に

長男は就職試験を今でも頑張り続けているし
次男は色々な困難を抱えながらも
自分なりのペースで頑張っているし

それでも、私はすごく無力で
何とか力になりたい気持ちはあっても
気の利いた言葉すら出てこない時があります。

親は無力だなと思うことばかり。

私は決して自信満々の親ではありません。

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大阪での強盗殺人未遂事件

私が生活する関西方面で
警官が襲われるという事件がおき、
大阪北摂の学校はお休みになっているところがあるようです。

今日は仕事がお休みだったので
普段なかなかみることができない時間帯にニュースをみる機会があり、

その中で容疑者が精神保健福祉手帳を所持していた
という内容のものがありました。

親なりに懸命に育てた子どもの
様子が少し変だなと心配したり、
あるいは精神疾患を発症したりした時、

親は子どもに何ができるのだろうと改めて考えます。

どんなに気を付けていても、
通常の病気も精神疾患も予防できるものと
どうしても予防できないものがあり、

それは親自身のものも
子どものものもコントロールできるものではありません。

病院に入院させておけばいいという簡単なものではないし、
そもそもなかなか病院に行ってくれない成人した子どもがいた場合、

親として何ができるのか
親の力だけでは限界がきた時、
公的な機関がいかほど力になってくれるのか、
不安でたまらない世の中です。

刺された警察官にも親がいて
容疑者のほうにも親がいて

どちらの立場の立つのかは
常に背中あわせなのかもしれません。

どちらの気持ちを想像しても
胸が張り裂けそうです。

容疑者の写真が公開された時、
「自分の息子かもしれない」と警察に連絡した
お父様のお気持ちはどんなものだったでしょう。

何がいけなかったのか、
親として何が足りなかったのか
苦しんでおられるような気がします。

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母から言われたこと

私が母親になった時、
私の母から言われたことがあります。

「自分の子どもを信じることは大切だけど、
 『我が子に限って、こんなことをするはずはない』と
 思うのはやめなさい」と。

子どもには親に見せない顔があって当たり前なのだから
誰から何を注意されても

うちの子に限ってこんなことはしない

と思うのではなく、

まずは、事実を確認し、受け止めなさいという内容でした。

今、2人の息子をみていて
大きな事件を起こしたりするようには見えないし、
そうならないように一生懸命育てているつもりだけど、

容疑者の高校時代は
成績も優秀で、明るくて
とてもあのような事件を起こしたりするようには見えなかったとのこと。

その後、様子が少し変わっていったようなので、
大学に入学した後か
就職した後に何かあったのかもしれません。

どちらにしても、
息子たちが仮にこのままスムーズに就職したとしても、
子育ての苦悩は続くのだと示唆されているようで
重苦しい気持ちで過ごしています。

被害者の親はもちろん、
加害者の親となり苦悩する人が1人でも減るためには
どうすればいいのでしょう。

親になることに夢を持つのではなく
親になることの難しさばかり感じる
最近のニュース。

私たちは
我が子を守るために何ができるのでしょう。
どこまで何ができるのか、

考えさせられるニュースでした。

小さかった我が子の後ろ姿を思い出しながら。

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大学生以上の子どもを持つ主婦のつぶやき。

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