2015年のできごとでした
ある初夏の早朝、義理母が救急車で搬送されたという電話がかかってきました。大量の喀血をしたらしく、貧血もあるとのこと。検査の結果、肺の血管からの出血だったようで、出血箇所を特定し処置をしていただきました。
2か月ほど入院して自宅に帰る時、介護保険のサービスを使って母の家事の負担などを少し減らそうということになり、要介護認定の申請をしました。これが両親にとって初めての介護保険の利用です。
介護保険の申請をして、約2週後自宅に訪問調査に来られ、父と母の様子を確認しにきました。質問項目70項目ほど。近くで質問するのを聞いていましたが、なかなか答えにくそうな質問が並んでいました。
もしご両親が要介護認定を受けられる時には、調査項目をダウンロードして、シミュレーションしておくことをおすすめします。
それから羞恥心を感じるような質問もあるので、両親がうまく答えられない時はあとからそっと調査員の人に正しい情報を伝えてあげるといいと思います。
(特に排せつ系の質問でしょうか)
要介護1と要支援2でした
両親の要介護度は父が要介護、母が要支援でした。二人とも訪問介護と通所介護を使いたいと思っていたので、この要介護度の範囲で収まるようにサービスを組み合わせていただきました。
ケアマネの方にいくつかパンフレットなどを見せていただき、いくつか見学にも行きました。そこから本格的に長期入院になるまでの間、訪問介護を中心に義父母の生活の支援をしていただきました。
介護保険は負担能力に応じて1割、2割、3割負担になりますが、通常の年金収入の範囲内でしたらだいたいみなさん1割負担です。そこまで費用が過重な負担になることはありません。むしろ、積み重なると高額になるが通所介護のお昼ご飯代でしょうか。500円~600円程度ですが、自宅で食べるより栄養バランスがとれているかわりに「高い」という声が多いのも事実。小食なると、ほとんど食べてないのに・・・という気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんね。
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両親のプライドにうまく対処してあげましょう
自分たちだけで生活ができなくなってきたことを認めるのは、時として勇気がいります。調査の時に「自分で全部できる」と見栄をはってしまうことがあるかもしれません。でもその場でそれを否定したりせずに、あとから解答を訂正してもらうように調査員の方にうまく折衝しましょう。
高齢者になったからといって、みないきなり羞恥心がなくなるわけではないですし、プライドだってあるのです。そしてなんでもできると言いたくなる気持ちも理解できますよね。
もし可能なら「恥ずかしがらなくて大丈夫だから、本当のことを答えてね」とご両親に話してあげるといいと思います。
かくいう私も、それがうまくできなくて要介護度がやや軽めに出ていたと思います・・・苦笑
2回目以降は、両親の性格や制度の趣旨を踏まえてうまく対応できるようになり、安定的に要介護3が出るようになりました。おかげでサービスの量を抑える必要がなくなりました。
介護保険をうまく味方につけて、みなが生活のバランスを崩し過ぎることなく円満に生活できることを目指したいですね。できるだけ住み慣れた我が家で過ごせるようにしてあげることも、介護保険をうまく使うと可能だと思います。
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