フリーランスは日々口座に入ってくるお金だけでは
全体像が見えません。
確定申告をしてはじめて売り上げや
所得(いわゆる手取り)が確定します。
もちろん、帳簿は自分で作っているので
だいたいはわかっていますが
確定申告後、税務署からのハガキをみてはじめて
「確定」という感じです。
そして昨日、ハガキが届いていました。
2012年に青色申告の届け出をしました。
まだその頃は完全なフリーランスではなかったのですが
あの時に適切なアドバイスをしてくださった税務署の方に
今でも感謝しています。
2019年で確定申告をしたのは8回目でした。
もうすぐフリーランス10周年です。
私なりに仕事は丁寧にしてきました。
それにあわせて毎年少しずつですが
収益もあがりました。
平成30年は前年度比売り上げ118%増。
申告書を仕上げた時、
この数字をみて
地道に積み重ねた仕事が少しずつ花開いたように感じました。
フリーランスで稼げるようになってきたのは何年目から?
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フリーランスになって一番心配なのはいつまでこの不安定感が続くのか?だと思います。ご参考までに私がどのようにして報酬があがってきたのか書いておきます。
2012年
途中でサラリーマンを退職し、そこからフリーランス開始。税務署の方のアドバイスで10月に青色申告の届け出を出す 1回目の確定申告
*本業( )内の金額は、経費を除いた確定申告後、社会保険料などを除いた手取り金額です。サラリーマンでいうと、口座に振り込まれた金額です。
2013年
アルバイト(約100万円)+本業(130万円)で約230万円
初めて関西で契約先を確保できたのですごく嬉しかったのを覚えています
2014年
アルバイト(約100万円)+本業(150万円)で約250万円
契約先は増えていませんが、中で任させてもらえる範囲が増えました
2015年
アルバイト(約70万円)+本業(250万円)で約320万円
*契約先が増えました。単価も少々あげていただきました。
2016年
アルバイト(約50万円)+本業(300万円)で約350万円
*契約先がさらに増え、単価も増えてきました
2017年
アルバイト(約30万円)+本業(350万円)で約380万円
2018年
アルバイト(約20万円)+本業(380万円)で約400万円
2019年
アルバイト(約10万円)+本業(440万円)=約450万円
契約先が2か所増えました。そして単価もあがってきました。
2020年は目標だった手取り500万円を超えそうです!
本業で300万円を超えたのが2016年からですので、フリーランスで一応月収25万円を超えらえるようになったのは5年目からです。
フリーランスでうまく報酬を増やしていくコツ
最初の数年は「実績」が大切なので、単価が低くても仕事を断らないようにしていました。少し不満があっても我慢の時と思い耐えました。
そして職務経歴書が埋まるようになってきて、契約先で実績も出せるようになってきたので、そこから契約料アップの交渉を少しずつ始めました。自分から交渉するようになったのは3年目以降です。
その数年後からは契約先をどんどん増やすというよりも、効率よく稼げるように考えるようになりました。契約先が増えると嬉しい反面、時間が自由に使えなくなるのが悩ましいからです。いくつも契約先を持つと、手帳がテトリスみたいに隙間をうめるようにスケジュールが入ってくるので、それはオーバーワークぎみ。
その点でみると、最近の増収は仕事量が増えたのではなく、契約料や委託料が増えたことが主な要因でしたので、理想的な報酬アップだったと思います。
結果的に、収益は増えましたが忙しくなった感じはありませんでした。
強いて言えば金曜日は午後しか仕事を入れないようにしていましたが
10月以降は午前から仕事に行くことになった・・・という程度の変化です。
最近は仕事以外のことで慌ただしく過ごしていますが
とてもいいペースで仕事ができていると思います。
今年も何社か契約料をあげてくださいました。
こんな書き方をすると
フリーランスはとても効率よく稼げるように思われるかもしれません。
一方で完全実力主義なので
折れそうになる時も
傷つく時もありますし
不安定さが急に不安になることもあります・・・
が、うまくいった時の喜びも大きいです。
孤独な戦いであることが多いですけどね。
仕事に関しては「1人で戦う」のが向いているのかもしれません。
毎日、孤軍奮闘しています。
あ、でも仕事には適度な柔らかさを求めているので
がつがつした孤軍奮闘ではなく
丸みのある孤軍奮闘を目指しています。
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