現在の40代、50代の方はどのような生活を送っている方が一番多いのでしょうか。現在、女性の平均初婚年齢が約30歳です。一方、初産の平均年齢が31歳です。あくまでもこの数字だけをみると、結婚してすぐに子どもを持つ夫婦が多いように見えます。この数字を参考にしながら女性の人生を考えると、40代の間に子どもが10歳ー20歳に成長し、50代になると子どもが20歳ー30歳になります。どちらの年代も進学や教育費の悩み、子どもの就職等、やきもきしそうなことが次々おこる年齢であることがわかります。まして子どもが数名いる場合は、高校受験、大学受験が次々やってきて、一息つく時間さえないのが40代、50代だと思います。
最近は40代になって出産される方も増えてきました。40代、50代は子育て中心という方も増えてきていると思います。
40代、50代だと仕事をしている人が多い?
初産の平均からみると、40代、50代は子育て真っ最中から次第に子どもが大きくなり、自由な時間が多くなる時期でもあります。この世代の女性はどれくらいの人が仕事をしているのでしょうか。専業主婦世帯と共働き世帯はどちらが多いのでしょうか。
こちらの厚生労働省の「平成29年版働く女性の状況」をご覧ください。
1990年あたりから専業主婦世帯より共働き世帯のほうが次第に増え、1997年あたりから完全に共働き世帯のほうが多くなっていることがわかります。皆さん、仕事をしていらっしゃるようです。
ただ、これだけでは、年代別の就業率がわからないので次のデータを確認します。こちらも厚生労働白書から抜粋しています(出典は上記同様です)。
40代の女性の約77%~79%、50代前半の女性で78%が就業しています。現在では出産後も仕事を続ける方が増え、Mじ曲線が緩やかになったと言われますが、このグラフをみるとその通りであることがわかりますね。
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40代、50代の未婚率は?
一方、40代、50代でも結婚という選択肢をとらずに生活をしている人も増えています。その割合をだしているのが「生涯未婚率」です。
統計上の「生涯未婚率」とは、「調査年に50歳の男女のうち結婚歴がない人の割合」を指す。この数字が、1990年の調査以降、急増傾向にある。2015年の国勢調査では50歳男性の23.4%、50歳女性の14.1%に一度も結婚歴がなかった。なお、90年には、男性5.6%、女性4.3%と、差はほとんどなかった。
読売新聞「男性が圧倒的に生涯未婚率が高いわけ」2018年8月9日
50歳まで独身だった人が男性で23.4%、女性で14.1%であることがわかっています。女性の15%が一度も結婚をせず、自分の生活を自分で支えているということです。
結婚をするというのも、決して当たり前ではない時代であることがわかります。
40代、50代が忙しく、悩みが多い理由
これらを総合的にみると、どのような生活を選択しようと、悩みが多くなりやすい時期であることがわかります。
結婚すれば、40代、50代は自分以外のことで人生が目まぐるしく変化することになりますので、当然にそれに付随する悩みがつきものです。
それ以外の選択をすると、1人で生活するにあたり、将来の経済的不安定感であったり、ご自身の健康や介護のことについて悩む方が多くなるでしょう(経済的不安、体の不安は結婚してもありますが、リスク分散できる相手がいるのは安心感になるかもしれません)。
40代、50代というのは、もう若くはないが・・・かといってまだまだ体は動くし、仕事はのっている時期ではないでしょうか。一方で、家でのこと、子どもとのこと、経済的な問題で悩みを抱えやすい、そんな年代なのだと感じます。
家族も自分も忙しいのが40代、50代前半、さらに老後が現実的に見えてきて不安が大きくなる年代でもあります。子どもが大きくなり、子育ての悩みが「しつけ」の悩みから「進学」の悩みに変化してくる年齢でもありますね。
さらに仕事でも、悩みはつきません。フルタイムで働いているとそろそろ責任が重たくなってきたり、パートで働いていると扶養内で働くのか、短時間労働でも厚生年金等に加入するのか、どちらが世帯にとってよいのか・・・等。選択肢が出てくるば出てくるほど悩みや迷いが出そうですね。
そんな40代、50代なのが、ちょうど私たちの年齢なのですね。
同年代の方のブログは、面白いので私もよくお邪魔しています!人気ブログランキング
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